「アヤパン正直震えております」『下町ロケット』で本格演技初挑戦

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　元フジテレビのフリーアナウンサー、高島彩（３６）がＴＢＳ系「下町ロケット」（日曜後９・０）の第９話（１３日放送）から出演し、本格演技に初挑戦することが２日、分かった。人工心臓をめぐる開発の闇に迫るフリージャーナリスト役で、物語後半のキーマンとなる。撮影を前に高島は「命の大切さを丁寧に伝えたい」と１児の母らしく真剣に誓った。

　テレビ司会でおなじみのアヤパン。過去に映画「ＴＨＥ有頂天ホテル」（２００６年）で悲鳴を上げる女性など端役はあるが、初出演するＴＢＳの、しかもドラマで新境地を開く。

　阿部寛（５１）が主演する「下町ロケット」は、先月２２日放送の第６話からロケット転じて医療技術の開発をめぐる後編に突入。原作は直木賞作家、池井戸潤氏（５２）の小説「下町ロケット２　ガウディ計画」で、人工心臓と人工弁の開発をめぐる病院や企業の暗闘を描く。

　高島が演じるのは元新聞記者で、夫の死をきっかけに医療事件を専門とするフリージャーナリスト役。主役・阿部のライバル企業の人工心臓などをめぐる開発の隠された真実に迫る。第９話の１３日と最終１０話の２０日放送に出演する。

　４日からの撮影を前に、高島は「毎週楽しみにしている『下町ロケット』出演のお話をいただき、正直、震えております」と早くも緊張しているという。

　が、５歳のときに病死した父の俳優、竜崎勝さん（享年４４）は、多彩な役をこなした。その血を受け継ぎ、夫の人気デュオ、ゆずの北川悠仁（３８）との間に１歳９カ月の一人娘もいるとあって、「全身全霊で取り組みます。命の大切さを丁寧に伝えられるよう、鋭く芯のある演技をできれば」と力を込めた。

　伊與田英徳プロデューサーは起用理由について「はちゃめちゃなお笑い現場をまとめたかと思えば、しっとり泣かせるナレーションも。さらに旅番組の体当たりリポートを見て、感情を前面に出す演技も必ずできると確信しました」と説明する。女優としての幅広い活躍も今後、大いに期待できそうだ。