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世界の渡辺謙主演『王様と私』早くも発表されちゃいました!トニー賞4冠!「少しでも

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 米演劇界の最高の栄誉である「第69回トニー賞」の授賞式が7日(日本時間8日)、米ニューヨークで行われた。「王様と私」でミュージカル部門の主演男優賞にノミネートされた俳優、渡辺謙(55)は惜しくも日本人俳優初受賞を逃したが、同作はリバイバル作品賞など4冠を達成。渡辺は「少しでも貢献できたのは、この作品に参加した大きな成果でした」と喜んだ。

 「王様と私」が、リバイバル作品賞、主演女優賞(ケリー・オハラ、39)、助演女優賞(ルーシー・アン・マイルズ)、衣装デザイン賞の4冠に輝いた。渡辺は受賞のたびに立ち上がって共演者と抱き合い、喜びを分かち合った。

 自身は日本人俳優初のトニー賞受賞を逃したが、その表情に悔いはない。4冠獲得こそが、作品が成功している証しだ。

 渡辺にとって、故ユル・ブリナーの名演で知られる同作に主演することは、55歳の大きな挑戦だった。

 ミュージカルは初挑戦で、歌、ダンスのハードルも高い。1月中旬に現地入りしてからは英語力、表現力、体力を鍛える毎日。喉のためにたばこをやめ、ベッドの上でも風呂でも、セリフを呪文のように唱え続けた。

 妻で女優、南果歩(51)が炊いた赤飯を食べて臨んだ3月12日のプレビュー公演初日では、渡辺の英語力を指摘する辛口な地元紙の批評に自信を失いかけた。4月16日の本公演初日は、風邪をひいて38度の熱を出す中、点滴を受けて舞台に立った。大きな重圧と闘いながらも、人間味あふれる渡辺版の王様を作り上げ、作品の評価は日に日に上がっていった。

 この日も授賞式の恒例パフォーマンスで、渡辺は「王様と私」を代表する楽曲「Shall We Dance?」をオハラらと息ピッタリに披露し、会場を魅了。

 主演女優賞に輝いたオハラは、壇上で「渡辺謙は、私の王様です」と感謝。苦楽をともにしたヒロインの言葉に、渡辺は目を潤ませた。

 授賞式後、「ベストリバイバル、ケリー、ルーシーの受賞、良かったです。それに少しでも貢献できたのは、この作品に参加した大きな成果でした。日本で応援してくださった皆さま、ありがとうございました」と感謝のコメントを寄せた。

 トニー賞の好成績により、同作の再演はもちろん、演劇のもう1つの本場である英ロンドン公演も現実味を帯びてきた。今公演は7月5日まで続くが、渡辺にとって大きな自信につながったに違いない。

引用:渡辺謙主演『王様と私』がトニー賞4冠!「少しでも貢献できた」

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