鈴木光司氏「アイズ」実写化！で万馬券的中！？

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　歌舞伎俳優、中村獅童（４２）ら豪華俳優陣６人が、ＢＳフジ開局１５周年スペシャルドラマ「鈴木光司・リアルホラー」（３月１５日から３週連続放送、日曜後１０・０）に主演することが１５日、分かった。「リング」などで知られる人気作家、鈴木光司氏（５７）のホラー短編集「アイズ」の実写化で、恐怖の実話を集めたオムニバスドラマ。獅童は「単なるホラーと違った怖さがあった」とリアルな怪談をアピールした。

　日本が誇るホラー小説の巨匠と人気、実力を兼ね備えた俳優陣の“恐怖コラボ”が実現した。

　「鈴木光司・リアルホラー」は、３週連続で一夜２話ずつ放送する全６話のオムニバス作品。恐怖キャラクター、貞子が登場する「リング」「らせん」など日本のホラーブームを牽引してきた鈴木氏が、２００５年に発表した短編集「アイズ」の実写化だ。

　本当にあった怖い話を自ら取材し、書き下ろした同作のドラマ化に鈴木氏は「怖い話は日常とリンクしていないと際立たない。体験に基づいた非常にリアルな日常から出てきた物語なので、映像化に向いている」と太鼓判を押す。

　「杭打ち」で主演する獅童は、結婚詐欺でだまそうとした４０歳の独身女性から母親殺しを告白され、恐怖へと導かれる悪い男を熱演。「どれもありそうな話だから、単なるホラーとは違った怖さがあって、興味深かった」と実際に起こりうる物語を強調した。

　「夜光虫」で主演する芦名星（３１）は育児放棄した娘に恐怖を覚える母親を演じ、「台本を一人で読むのが怖くて、昼にセリフを覚え、夜は台本を開かないようにしていた」と振り返る。

　「タクシー」で主演する佐藤江梨子（３３）は「手をけがしている役だったんですが、撮影初日に朝起きたら実際に手をけがをしていて、びっくりした」とゾッとする実体験を告白。ほかに「檜」は山本裕典（２６）、「クライ・アイズ」は武田真治（４２）、「鍵穴」は八嶋智人（４４）がそれぞれ主演。

　豪華キャストによるリアルホラーで、眠れぬ夜になりそうだ。