健さんとの秘話語った！長嶋さんが追悼インタビューで封印解禁

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　プロ野球巨人の長嶋茂雄終身名誉監督（７８）が、５日発売の映画誌「キネマ旬報　１月下旬号」で昨年１１月１０日に死去した俳優、高倉健さん（享年８３）との思い出を語っている。長嶋氏が健さんを追悼するスペシャルインタビューに応じるのは極めて異例。２０代から親交があった２人の秘話が、ミスターから明かされる。

　「シゲちゃん」「健さん」と呼び合っていたという国民的スター同士。健さん追悼特集が掲載されている「キネマ旬報　１月下旬号」にミスターが登場、５歳年上の健さんとの交友について明かす。

　２人は２０代で知り合って家族ぐるみで付き合い、長嶋氏の長男の長嶋一茂氏（４８）が１９９９年１２月に神奈川・箱根神社で挙げた結婚式にも健さんが出席したことなどが知られる。

　長嶋氏は同誌インタビューで、現役時代は試合前や後に「ウマが合うというかよく会って話をしていました」といい、「週に４～５回（会う）ということもあった」と、親交の深さを打ち明ける。ただ、石原裕次郎さん（８７年死去）は２度ほど後楽園球場（当時）に観戦に来たが、健さんは「球場まで来てくれたことはなかった」。

　特に印象に残っているのは８０年の巨人監督（第一次）辞任会見と、第二次監督時の９４年シーズン最終戦、いわゆる「１０・８」に関する秘話。８０年は会見翌日、自宅ポストに健さんから「シゲ、辛抱しろ。きっといいことある」とつづられた手紙が入っていた。９４年は、１０・８の前夜と当日昼の２回にわたり激励の電話が入ったそうで、「励ます場合でも表立ってはやらず、陰に回ってやる人でした」と明かした。

　健さんの訃報が伝わった昨年１１月１８日には、球団を通じて「私も高倉さんから教わることが数多くありました」と追悼コメントを発表。同誌では「男として持っていたい心構えをすべて持っていた」と評し、「残念という言葉では言い尽くせない気持ちでいっぱい」と吐露している。